『時間革命-堀江貴文著-、朝日新聞出版』のレビュー
この本の内容を一言で表すなら、『自分の時間を無駄にするな』ということだと思います。
自分の時間は大切にできていますか?
自分の時間を他人に奪われていませんか?
他人のために時間を使っていませんか?
ちょっとでも思い当たることがあれば、ぜひ読んでみていい本だと思います。
一度過ぎてしまった時間というのは、二度と戻ってくることはありません。
大切な時間を大切に使う。
「Time is Life」の考え方を身に着けることができる本です。
「他人の時間」を生きてはいけない
ホリエモンは時間について次のように説明しています。
時間には2種類しかない。
「自分のための時間」と「他人のための時間」である。「自分時間」とは、好きな仕事、趣味、やりたいこと、たのしいイベント、気の合う仲間との飲み会などである。
一方、「他人時間」とは、やらされている仕事、通勤、したくもない電話やメール、気を使う飲み会といったところだろうか。
この考え方は、この本の核の考え方になっています。
あなたも、日々過ごす時間のうち「自分時間」と「他人時間」どっちの方が多いのか、少し考えてみてください。
おそらく、圧倒的に他人時間の方が多いのではないでしょうか?
せいぜい「自分時間」は一日に少し取れればいい方で、ほとんどは仕事や通勤などの「他人時間」に費やしているのではないでしょうか?
成功するため、成長するため、自分のため、なんでもいいのですが、自分の目標・目的を達成するためには、「自分時間」を増やさなければいけません。
まずは日常生活で『これは自分時間なのか?それとも他人時間なのか?』と考えながら考えることが大切です。
貴重な時間についての意識を持ちましょう。
「自分の時間」を増やすためには
「自分時間」+「他人時間」=24時間です。
「自分時間」を増やしたければ、「他人時間」を減らすしかありません。
ですが、多くの人は「他人時間」を簡単に減らすことができません。
なぜ多くの人は、「他人の期待を満たす生き方」をやめられないのか?(中略)
端的に言えば、人から嫌われるのが怖いのである。他人の期待を満たすことをやめた途端、人から見放されることになるのを恐れているのだ。
とホリエモンは説明しています。
これは、私もよく実感する”日本人らしい”理由だと思います。
ですが、他人があなたをどう評価するかなんて、他人にしか決められないことです。
そんなことにあれこれと悩んで、大切な「自分時間」を無駄にすることほど無駄なことはありません。
他人にどう思われるかなんて気にしないことが一番です。
別の記事「嫌われる勇気」という本の書評でもこのことについて触れられていますので、あわせて読んでみてください。
睡眠時間を減らすのはNG
「自分時間」を手っ取り早く増やそうと思って睡眠時間を削ってはだめです。
睡眠時間を減らしてしまうことは、翌日のパフォーマンスが下がってしまうだけでなく、健康にも悪影響があることが分かっています。
逆に睡眠の質がいいとパフォーマンスもあがります。
別の記事で睡眠についての書評やサプリについてのレビューもありますのであわせて読んでみてください。
増やした「自分の時間」をどう使うか
では増やした「自分時間」をどう使うのか。
簡単にまとめると自己投資を行うべきなのですが、具体的には次のものです。
①情報量を増やす
ホリエモンは他に「多動力」という書籍をだしていることからも、『とにかく行動する』というタイプの人なのですが、同時に情報量の重要性も説明していました。
行動するためには、どれだけの情報を持っているかが重要だと説明しています。
近年、アウトプットの重要性ばかりを説明した本がたくさんでていますが、私もまずは最初に情報(インプット)が必要だと考えています。
質のいいインプットが大量にできてこそ、行動(アウトプット)につながるのだと思います。
②得意なことに集中投資
人が1人でできることには限界があります。
自分にできないことは、積極的に「他人」を使うことで、「自分時間」を増やすことができます。
いわゆる外注というやつですね。
特に絶対に必要だけど知識を得ることが大変な、会計や税務などは真っ先に「他人」にやらせていい仕事ですね。
そうやってできた時間で、「自分にしかできないこと」や「自分が本当にやりたいこと」をとことん集中してやるべきです。
今の時代は、インターネットの普及により、かなりニッチな分野でも成功しやすくなっています。
一昔前では誰も見向きもしなかったニッチなことでも、SNSなどで発信すれば必ず同じ分野に興味がある人がいます。
『時間革命:堀江貴文』のまとめ
はっきり言って、この本から具体的な何かが得られるというものではありませんでした。
ですが、時間に対する考え方は改めて考えさせられるものがありましたし、「時間を無駄にしない」ということを再度考えさせられるものです。
必読の書とまでは言えないですが、さーっと読んでみてもいい本だと思います。
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