ベストセラー『読みたいことを、書けばいい。』の著者、田中泰延氏の講演会に参加しました。

最初に田中泰延氏の紹介をします。

田中 泰延(たなか・ひろのぶ)

青年失業家
1969年大阪生まれ。
早稲田大学第二文学部卒業。
株式会社 電通で24年間勤務ののち退職

本人自己紹介より

田中 泰延(たなか ひろのぶ、1969年-)は、日本のコピーライター、ライター。
電通に24年間勤務した後、2016年に退職し、2017年から「青年失業家」と称し、フリーランスとしてウェブ上を中心に活動している。また、「ひろのぶ党党首」との称している。
電通在籍時には、一貫してクリエーティブ局でコピーライター、CMプランナーとして働き、象印マホービンやエスエスケイなどを手がけていた。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』一部抜粋

ひろのぶ党党首とはなんぞやとは思いましたが、田中氏とはこのような方です。

執筆された『読みたいことを、書けばいい。』については、テレビ番組『林先生の初耳学』で紹介され火が付き、現在16万部のベストセラーとなったようです。

Amazonの書籍ランキングでも総合で1位をとっています。

 

講演全体についてですが、とても分かりやすいようにまとめられており、さらにユーモアを交えながらの講演で笑いが絶えない内容でした。

説明資料も他の場所で講演した内容の使いまわしとかではなく、きちんと私の地域に合わせられた内容がふんだんに入れられており、同時に真面目な方という印象も受けました。

また、公演中の写真撮影もOKで、ネットにアップしてもいいそうで、『田中はフリー素材です。』とのことでしたので、写真をいくつか上げたいと思います。

『だけど、絶対にアップしたらダメな写真があります。白目の写真だけは絶対にアップしないで』ということで笑いを誘いました。

快く白目写真を引き受けてくれましたw

また、普段から名前(泰延・ひろのぶ)をよく間違えられているのか、講演中に何度も自己紹介が挟み込まれました

たぶん10回くらいは名前紹介をしたのではないでしょうか?w

ただ、私はこのブログを書きながらもまだ名前を憶えられていなかったので、まだまだ足りなかったようですねw

すいません。

実は本記事を執筆時点ではまだ、この書籍を読み終わっていませんが、読み終わればぜひ感想を別の記事で述べたいと思います。

この記事の講演の内容を見て興味を持った方もぜひ本を読んでみてください。

講演の内容

書籍のタイトルにもあるように、この講演会では書くこと、特にブログなどを書くことについての内容で、大きく次の4つについて説明がありました。

①何を書くのか
②だれに書くのか
③どう書くのか
④なぜ書くのか

以下簡単に概要を紹介したいと思います。

①何を書くのか

私たちが普段書く文章は随筆というそうで、自分の好きなことを書くのも随筆、映画評論を書くのも随筆、このようなブログも随筆とのことです。

田中氏が言う随筆とは、『事象に触れて心象が生じる。事象と心象が交わるところ』というものです。

これを分かりやすくかみ砕いて言うと、事象というのはただの物事、例えば自然だったり、現象だったりというもの自体を指し、これに触れることで心象、つまり感動が生まれるということです。

もっと簡単に言えば、『大自然(事象)を見て感動(心象)した。』ということです。

つまりここで大事なことは、

面白いことは自分の中ではなく外にあるということです

普段からできるだけ外へ外へと視線・考えを向けてみることがいいのかもしれません。

②誰に書くのか

まずもってそもそも誰が書いたのかということが、特にブログにあっては大きな要因を占めます。

例えば、

・私が一生懸命、数時間かけてかいた記事のPVは10ですが
・有名人が書いたお昼ご飯のツイッターは簡単に数万PVがつきます。

私のような一般人が書くブログは、このような大きな逆境の中で読んでもらう必要があることを理解することが重要です。

ではこのような中でどのような武器があるか?
ターゲットを絞り集中的に戦うか?

田中氏はそうではないと言います。

人間なんてたくさんいろんな人物がいるので簡単に絞ることなんてできないということです。
同じ年代で同じ地域に住み似たような環境で生活している人でも、思考・嗜好なんててんでばらばらです。
30代女性なんてターゲットを絞ったとしても、結局絞り切ることはできないのです。

説明会発言一部意訳

では何が武器になるのか?
田中氏は2つを上げています。

(1)書くときには徹底的に調べ上げること
(2)他人ではなく自分のために書く。自分が読み手となり書く。

(1)については、後の項目で説明がありましたので、ここでは(2)について紹介をします。

例えば、何か映画を見て感動したとします。

そこで、ざっとネットで評論記事を調べてみたところ、自分と同じポイントで感動し、記事を書いた人が誰もいなかったとします。

そこで『自分はみんなと意見が違うのか』と思いそこで終わってはいけません。みんなと違うポイントで感動したということが重要なのです。

それこそブログで記事を書く価値があります。

③どう書くのか

例えばベートーベンが曲を作るまでには、ハイドンなどそれまでの音楽史が大きく影響を与えており、ただ単にベートーベンの曲だけを聞いたところでベートーベンを知ることはできないそうです。

ベートーベンがその曲を作るまでに至ったバックボーンを知ることが重要ということです。

このことから分かるように、

ブログを書くという行為においては、徹底的に調べ上げることが重要で、ファクトが重要になるとのことです。

また、他にもとても面白いたとえ話をされていたので紹介したいと思います。

例えばカワウソは大きさが基本的に50センチ以下のもののことを言い、体長が50センチを超え海に生活の場を移したものがラッコになります。
さらに成長し体長が80センチを超え、また川に生活の場を戻したものがビーバーになります。
英語でカワウソはオッターと呼ばれ、ラッコがシーオッターと呼ばれることからもよく分かります。

講演会発言
講演会資料より

出世魚と同じです。
ヤズが成長し、ハマチになり、ハマチが成長し、ブリになるのと同じです。

 

もちろんこれはウソの話ですよwww

要するに自分で調べる習慣がない人はこんな話でも信じてしまうという紹介です。

田中泰延氏の講演会のまとめ

まだ私は書籍を読み終わってはいませんが、とても面白い講演会でした。

本についてもきっといい内容がかかれているかと思いますので、ぜひみなさんにも読んでいただければと思います。

また、講演会の最後には、写真撮影の時間が設けられており、2人での写真をとることができました。

さらに書籍を持ってきている人には本にサインまでしてくれるそうで、『今日、本を持ってこられている方にはこの後サインをしますよ。本を持ってきていない人は背中にでも書きますからw』

という神対応でしたので、サインをいただきました。

背中にねw

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