仕事で成果を劇的にあげる方法。高速PDCAの技術で成功する方法

本・教養

業務の改善に欠かせないキーワードとなっているPDCAサイクル。

仕事で成果をあげるためには、きちんとPDCAサイクルを回ることが欠かせません

ですが、実際にPDCAがうまく回っていると実感できている人は少ないのではないでしょうか。

よく指摘されるPDCAの欠点は、次のような点です。

よく言われるPDCAサイクルの欠点

・回るのが遅い
・手順にとらわれ形骸化し実質的なサイクルが回らない
・小さな改善にとどまってしまい抜本的な改善ができない

 

そこで!!

これらの欠点を解消した、PDCAを高速で効率的に回す方法について書かれた本について紹介します。

 

孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA、三木雄信著、ダイヤモンド社

です。

この本には、PDCAサイクル

・圧倒的に速く回して
・実践的で効率的に実行する

方法について書かれています。

>>孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCAはこちら

 

私もこの方法と取りいれてみたところ、ブログのPV数が劇的に改善しました。

ぜひよんでもらいたい本です。

記事の内容

・PDCAサイクルとは
・PDCAを高速で実質的に回す方法

 

この記事は次の人におすすめ

・PDCAを回せって言われるけどどう回せばいいか分からない人
・回しているけどうまく行っている感覚がない人
・PDCAって本当に意味があるのか信じられない人

PDCAサイクルとは

まず最初にPDCAとは何かについて簡単に説明します。

知っている人はさっさと飛ばしてください。

PDCAサイクルとは
生産技術における品質管理などの継続的な改善手法のことです。

具体的には、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を繰り返すことで、業務を改善するためのものです。

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして、業務計画を作成
Do(実行):計画に沿って業務を実行
Check(評価):業務の実施が計画に沿っているか、達成できているかを評価
Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善

最後のAct(改善)を次のPDCAサイクルにつなげることで、螺旋状にレベルを上げていくことを目的にします。

つまり簡単にまとめると、『計画→実行→評価→改善→また計画』という当たり前のことを、手順を踏んでやりましょうということです。

PDCAサイクルを高速でかつ実質的に回す方法

書籍『孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA』の内容を一言でまとめると、高速でPDCAサイクルを高速でかつ実質的に回す方法は次のようになります。

①数字で徹底的に考える
②同時に多くのことを試してみる

①数字で徹底的に考える

なんとなく分析していることを、厳密に数字でとらえることで正確に評価することができます。

目標は、数値で設定すべきです。

それも徹底的にです。

 

例えば、ある日の売り上げが上がっていることが分かったとします。

数値で10%上がったから目標達成。

ではダメなんです。

なぜ、10%上がったのかを他のさまざまな数値を参照して関連性があるかどうかを調べる必要があります。

関連性のある数値を見つけることができれば、そっちを改善することで売り上げも上げることができると仮説することができます。

 

本に分かりやすい事例がありましたので紹介します。

あるドラッグストアの販売実績が日によって変わったとします。

その時「売り上げが良かった日は晴れている日が多かった」と分析したとします。

これでは、ソフトバンクでは通用しません。

多かったということは、雨の日にも売り上げのいい日があったということです。

ソフトバンクの社員なら、雨の日でも売り上げが多かった日について分析します。

そこまで分析すると、実は、天気ではなく近くのスーパーでセールをやっている日が関係していそうなことが分かりました。

結果として、スーパーの特売日に合わせて、ドラッグストアでもキャンペーンをやってみるという計画を立てることができます。

②同時に多くのことを試してみる

ソフトバンクのPDCAサイクルは高速で回すためにも、次の点で一般的なサイクルと異なります。

・「大きな目標」(1ヵ月の販売目標)と「小さな目標」(1日の販売目標)がある
・一つの商品を順番に試すのではなく、複数の商品を一度に試す
・1ヵ月後に結果を検証するのではなく、毎日結果を検証している
・一番優れた商品を絞り込み、そこに集中している

つまり、毎日、複数のPDCAを同時に回し、最も良い成績のものを採用するのです。

しかも、厳密に数字で判断します。

そりゃ、サイクルが早いし、実践的なわけです。

 

【一般的な会社の場合】

みんなで集まってあれこれと議論をし、可能性が高そうな計画を立て実行するのが普通だと思います。

でも、この方法って、計画が成功するかは試してみないと分かりませんよね。

で、試してみて1ヵ月後や半年後に検証し、うまくいっていなければまた集まって計画を練り直します。

当然、サイクルは遅くもなります。

 

【ソフトバンクの場合】

何が成功するか分からないから、成功しそうな方法を同時にあれもこれもと試してみるというのです。

それも毎日検証するのです。

そして、うまくいったものをブラッシュアップするのです。

当然サイクルは早くなりますよね。

高速でPDCAを回すためのコツ

PDCAサイクルを高速で回すためのコツ

小さな目標を立てる(1日が原則)

です。

当然、1ヵ月、半年、1年単位の目標も必要ですが、それだけでは遅すぎるということです。

 

毎日の目標は数値で設定をし、毎日検証と改善を繰り返します

しかも、上にも書いたように、同時に複数の計画を試す必要があります。

正直かなり大変ですが、これをするかしないかが、結果を残すか残さないかにつながっているのだと思います。

 

なお、当然ですが、この小さな目標がもっと大きな目標の達成につながっていなければいけません。

いい方法を磨き上げる「6:3:1の法則」

PDCAサイクルをうまく回したことで、最善の方法が見つかったとしても、この方法がいつまでも成功し続けるかは分かりません。

ですので、絶えず改善する必要があります。

ですが、せっかく成功している方法をわざわざ変えたくないのが人間の心情ですよね。

ここで、有効な手段が「6:3:1の法則」になります。

A社と取引があったとします。(中略)

まずは仕事の100%のうち10%を新しくB社に切り替える。その程度なら、たとえうまくいかなくても最小限の損失ですむ(中略)

B社が思った通りうまく仕事をしてくれたら、次に全体の3割の仕事をB社に任せ、A社への割合は6割にする。空いた1割をさらに新規のC社に任せる。

こうすることで、リスクは最小に抑えながら、あらたな方法を試すことができます

もちろん、この10%が成功するかどうかについてもPDCAを回すことは言うまでもありません。

パレートの法則

有名な経済学の法則としてパレートの法則というものがあります。

これは簡単に言うと、『売り上げの80%は、上位20%の商品によって生み出されている』というものです。

じっさいに私のブログでもそうですが、PV数のほとんどはいくつかの記事だけでほとんどを占めています。

90:10くらいかもしれません。

数値で分析することで、この20%を明確に割り出し、集中投資することができます

また、うまくいっていない残りの80%をどうするかといった検討を始めることができます。

ブログで言えば、PV数が少ない記事を削除するか、リライトして良くするのかといった検討を開始できます。

数値が分かっていないとどれに手を付ければいいかさえ分かりません

仕事で成果を劇的にあげる方法のまとめ

いかがだったでしょうか?

時には意味がないとさえ言われているPDCAサイクルですが、このように高速でかつ数字で考えることで、とても実践的で意味のあるものにできます。

この本は個人の能力を高める必須の方法で非常にお勧めできる本です。

普段の仕事などでぜひ実践してみることをお勧めします。

>>孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCAはこちら

参考書籍

『孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA、三木雄信著、ダイヤモンド社』

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