ベストセラー本『習慣の力』の感想。目標を達成するために

習慣の力 チャールズ・デュヒッグ 講談社』を読んで。

著者の紹介
「ニューヨーク・タイムズ」紙記者。1974年生まれ。イェール大学、ハーバード・ビジネス・スクール卒業。ビジネス関連の記事を中心に執筆。これまでジェラルド・ローブ賞、ジョージ・ポーク賞ほか、ジャーナリズム関係の受賞歴多数。

カバーより

まぁ、海外の著者なので、これだけ読んでもピンときませんが、本の内容的にはかなりおもしろいものでした。

普段何気なくしている行動、習慣。

自分を変えたくても変えることができない場合、習慣を変えることで自分を変えることができるというのです。

これについて、正しく理解することで自分の習慣を変え、人生をより良くすることができます。

>>習慣の力はこちら

習慣の持つ力

私たちの生活はすべて、習慣の集まりにすぎない

と著者は述べています。

いったいどういうことでしょうか。

これは実は、私たちが普段行っている選択は、考えたうえでなされているのではなく、習慣で決めているというのです。

例えば、『なんだか、いつもうまくいかないなぁ』

と思うことが多い場合、悪い習慣で選択をしてしまっているのかもしれません。

つまり、習慣を変えることが出来れば行動を変えることができ、よい選択をすることができるということです。

長年染みついた習慣ってなかなか変えることができませんよね。

・ダイエットしているのについつい食べてしまう。
・勉強をしたいのについテレビやYoutubeを見てしまう

といったように、本当はしたくないのに、いつものようについしてしまいがちです。

他にも『勉強や運動をしたいのに継続することができない』といったように、新しい習慣を身に着けたくてもなかなできませんよね。

この本から分かること

・どうすれば習慣を変えることができるのか
・習慣はどのようにして作るのか
・習慣を変えることでどう行動を変えることができるのか

 

この本は次の人におすすめ

・自分を変えたくても変えられない人
・止めたいことがなるのにやめられない人
・いつも3日坊主で続かない人

習慣を変えるには『きっかけ・ルーチン・報酬』

みなさんも経験があるとは思いますが、身に染みた習慣というのはなかなか変えることができません。

ですが!

『習慣の仕組みを理解する』ことで、どんな習慣でも作り替えることが可能になります。

もちろん、努力も必要ですが。

習慣を変えるための重要なキーワードは、きっかけ、ルーチン、報酬です。

何かをやめたいときは

例えば、ついついポテチを食べるのをやめられない場合の行動について考えてみましょう。

ついついポテチを食べるということは、まずポテチを買う習慣があります。

だって、ポテチを買っていないと食べることができません。

なるほど!ポテチを買うのを止めればいいのか!

という訳ではありません。

単に買うのを止めるだけでは習慣を変えることはできません

結局、ポテチが食べたくなり、同じことをしていまいます。

ではこれを変えるために何をすればいいのか

それは、きっかけを見つけ出し、報酬を他のものにすることです。

きっかけを見つけ出す

例えば、ポテチを食べてしまう場合、どういうときに食べたくなるのかを見つけ出します。

・お腹がすいたとき
・暇しているとき
・ご飯で満足できなかったとき
・ストレスがたまったとき

いろいろな理由があるかと思いますが、実際に食べてしまったときに、なぜ食べてしまった(食べたくなってしまった)のか記録しましょう

実際にメモをとってみて、イライラしたときに食べたくなるということが分かれば、『ストレスを感じた時』に食べてしまうということが特定できます。

報酬を変える

ここで重要なことは、『ストレスを感じてしまうとポテチを食べる』という習慣ができてしまっていることです。

脳が自動的に、条件反射的にそのように行動するようになってしまっているのです

こうなるとすでになかなかやめることはできないパターンに入ってしまっています。

まず大事なのはこのことを理解することです。

ここでは

『ポテチを食べる原因は、ストレスだ』ということがわかりました。

 

さて

ストレスを解消する方法はポテチだけでしょうか?

 

そんなことはありませんよね。

スポーツ、おしゃべり、読書、音楽・映画鑑賞、、、

他にもいくらでもあるはずです。

このことを理解することで、ストレスを感じた時に他の行動をとることができるようになります。

ついつい見てしまうYoutubeをやめたい

たとえば、Youtubeをつい長時間見てしまうのをやめられなくて困っているとします。

単に『Youtubeを見ない』と決めるだけでは、なかなかやめるのは難しいでしょう。

上でも書いたように、

①Youtubeをみるきっかけを見つけ出し、
②何のために見ているのか(報酬は何を得ているのか)を把握し
③別の行動で報酬を得られるようにする

という方法で改善ができるかもしれません。

きっかけは?

Youtubeをみてしまうきっかけは、おそらく

・暇だから
・他に楽しいことがないから
・簡単におもしろいものが見られて満足できるから

とかではないでしょうか?

報酬は?

上に書いたきっかけから、Youtubeを見て得ている報酬はいったい何か考えてみましょう。

ここでは、『手軽に暇をつぶせて、満足感を得られる』ではないでしょうか?

つまり、解決方法としては、次のようになります。

・暇を感じないこと
・暇を感じた時に他に満足が得られるものを見つける

これを満たすものはいくらでもあります。

趣味を見つければいいのです。

読書、スポーツ、映画鑑賞、音楽鑑賞。

Youtubeを見たくなった時に、これらの行動で代替することができれば、見ることをやめることができるようになるかもしれません。

アルコール依存症や肥満

別にYoutubeを見ること自体は別にそんなに悪いものではありません。

単純に貴重な時間を浪費しているだけです。

ホリエモンがタイムイズマネーではなく、『タイムイズライフ』と言っているように、時間はお金よりも大事たとは思いますが、これについては別の機会に。

では!!

やめられないのが、Youtubeではなくアルコールだとどうでしょう。

やめられないのが、過食だとどうでしょう。

これらは、健康に大きく悪影響があります。

ですが、この習慣の力を理解することで、これらの悪い習慣をやめることができるようになります。

習慣の力のまとめ 

いかがだったでしょうか?

習慣は行動に関係するとても大きな力を秘めています。

これをうまく使わない手はありません。

ぜひ、習慣についての理解を深めて、人生をよりよいものにしてみてください。

なお、この記事は、本の内容を私なりに落とし込んで、私の意見として書いています。

そのため本の内容と趣旨は若干違いますし、本ではより分かりやすい事例を交えながら書かれています。

私は本を結構読むのですが、その中でもかなりの良書だと思いました。

・自分を変えたくても変えられない人
・止めたいことがなるのにやめられない人

という人は本当にぜひ読んでみてください。

習慣というものがいかに日常生活に影響を与えていて、自分の人生をよりよいものにするためのツールであるということがよくわかります。

>>習慣の力はこちら

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