部下・後輩に嫌われる理由|職場での信頼関係を作る簡単な方法

本・教養

会社で働けば、遅かれ早かれ必ず部下・後輩を持つことになります。

会社にはいろんな人がいます。

そんな中でうまく部下・後輩と付き合っていくのに一番大切なのは信頼関係です。

・褒めてもちっとも伝わらないなぁ
・ちょっと注意しただけでパワハラだと言われた

こんな悩みをもってはいませんか?

これらはすべて信頼関係ができていないから生じています。

そんな状態で部下を叱ろうものならパワハラと言われかねません。

 

では、どうすれば信頼関係を築くことができるのか。

そもそも、なぜ信頼関係を築くことができなくなってきているのか。

そういったことを時代背景を踏まえながら説明したいと思います。

この記事はこんな人におすすめ

・褒めているのに上手く伝わらない人
・部下をしかっても響かない人
・すぐパワハラだと言われてしまう人
・部下を持ったときのためにどう接すればいいか知っておきたい人

 

年齢により仕事の価値観が違うことを知る

基本的に上司でる50代以上と、部下であろう30代以下を比べたときに、仕事に対する価値観が大きく違います。

この違いを分からないまま一方的に指導してもうまくいきません

信頼関係を築くためにも価値観の違いを理解することが大切です。

 

では、具体的にどう違うのか。

50代以上と30代以下の2つの年代について説明します。

50代以上の仕事の価値観

50代以上の人が働き始めた頃は、高度経済成長の後の時代で、経済が安定して成長し続けた時代でした。

さらに、バブルを経験した人たちや、その人たちに仕事を教えられた人たちです。

この時代は、仕事を頑張れば頑張るほど売り上げとして、給料として、お金という目に見える分かりやすい成果が得られる時代でした。

 

また、物の所有に一定の価値が置かれる時代でもありました。

車やパソコン、大型冷蔵庫、大型テレビなどが一般的に普及し始めた頃でしたが、まだまだ値段が高く簡単に買えるような金額ではありませんでした。

だからこそ、この当時の人たちはこれらを手に入れるためにも、より一層仕事に励むことに価値を見出していました。

 

こういった時代であったから、働いていた人たちは、会社が一丸となって売り上げを伸ばすことに取り組むことが当たり前であり、社員同士で同じ会社で働く仲間であるとの共同体意識が形成されやすい時代でした。

50代以上の価値観のまとめ

・仕事に取り組めば取り組むほど給料という結果で反映された
・だから、仕事は必死に取り組むことがあたりまえだった
・みんなで頑張るから簡単に仲間意識が作られた

30代以下の仕事の価値観

では、30代以下の人たちはどうでしょうか?

30代以下の人たちは、バブルが崩壊した後(もしくは前後)に生まれた人たちで、生まれた時からずっと長い不況を経験した世代です。

好景気というものを実感として経験したことがない世代です。

 

この世代の人たちは、努力をしても必ずしも報われることがないことを知っています。

特に仕事はむやみに頑張ればよいものではないと考えています

さらに、ワークライフバランスといった言葉が浸透してきた世代でもあり、仕事に対する考え方もドライです。

 

また、この世代は、生まれた時からまわりに物があふれていた世代でもあり、物の所有時代にそれほどの大きな価値を見出してもいません。

何か物のために一生懸命に働くといった意欲も薄いです。

 

仕事は生活するために必要なお金を稼ぐ手段の1つという認識です。

そのため、仕事仲間であるという共同体意識が育ちにくいです。

『最近の若者は飲み会にも参加しない』というのはこういったことの表れかもしれません。

 

では、この世代は、仕事に対してどういったことに価値を見出しているのか。

それは、社会にとって役に立っているかといった精神的な欲求です。

人から必要とされているか、といったことをとても気にする世代です。

SNSに夢中になり、イイネを欲しがることからも言えると思います。

30代以下の価値観のまとめ

・仕事に対してそこまでのやりがいを求めていない
・仕事は人生の1つにすぎず、がむしゃらに頑張るものではない
・仕事での成果よりも社会とって立っているかといった精神的な欲求をみたしたい。

 

このように50代以上と30代以下では仕事に対する価値観が根本的に違うところがあります。

この違いを理解しないまま、一方的に50代以上の価値観を元に仕事論を押し付けても、うまく伝わりません

ではどうすればいいのか?

信頼関係を築くこと

うまく伝わらない大きな理由の1つとして、価値観が違うということを説明しました。

では、この価値観の違いをどうやって埋めるのか

それは、信頼関係を築くことです。

信頼関係がないと褒めても、しかっても伝わらない

しかるという行為は当然ですが、実は褒めるという行為も、立場が上の者から下の者へ一方的になされる行為です。

そのため、信頼関係がない状態でこれらのことを行っても、まったく伝わりません。

 

私も経験がありますが、信頼関係がない上司から褒められても「何を偉そうに言ってんだ」とした思いませんでしたし、しかられても「ごちゃごちゃうるさいな」くらいにしか思っていませんでした。

これは信頼関係が築けていないからです。

逆に信頼関係が築けていた先輩にしかられたときは、「この先輩にここまで言わせてしまったのか。反省しないと」と思いました。

きっと私と同じように考えている部下は非常に多いと思います。

 

ただ、ここで気をつけなければならない重要なことは、部下側が信頼していることです。

こいつは伸びそうだからガンガン指導してやろう

と、いくら上司側が部下をかわいがっていたとしても、部下側が信頼していなければうまくいきません

信頼関係を築くには

良い信頼関係を築くには、カリスマ性を持っているか、高度なコミュニケーション能力があれば、程度簡単に築くことができます。

しかしながら、多くの人がこのような技能を持っていないからこそ、みんな悩みを持ちますよね。

では、どうすればいいのか?

1つ簡単な方法があります。

それは、承認することです。

まずは認めるだけでも大丈夫なんです。

 

先にも述べたように、今の若い世代は生まれたときから物にあふれた世代でした。

特に分かりやすく、影響が大きな”物”はスマホ、ネットを経由したSNS等です。

まさに今の世代の人たちの象徴の1つです。

 

物欲では満たされない若い世代は、SNSを見ても分かるように承認されることを欲しています。

ネットでも自分の居場所を探して、イイネを求めています。

 

だからこそ、簡単です。

部下にイイネと言ってあげましょう

おっ!
書類ちゃんとかけてるね!いいね!

まずはこれだけで大丈夫です。

この簡単な第一歩を踏み出してみましょう。

信頼関係を築くための簡単な第一歩です。

信頼関係がなければ、褒めれないのか?しかれないのか?

別にそんなことはありません。

が、信頼関係ができていない状態でそのようなことを行ってもうまく伝わらないし、関係が悪化することは十分にあり得ます。

では信頼関係が築けていない状態ではどうすればいいのか。

 

まずは、事実を伝えるだけでも十分です。

叱られるようなミスをした部下も、自分で十分反省はしています。

そこにさらに信頼関係のない上司から叱る必要はありません。

ただ事実を伝えるだけで十分です。

 

たとえば、『こういうミスをすると、取引先の信用を失いかねないから、すぐに相手先に謝罪をしてください。必要なら自分も一緒に行きます。それから、どうすればミスを防げたか、どうすれば今後同じミスをしないか考えてください。』で大丈夫です。

しかる必要なんてありません。

さらに付け加えて、『大丈夫だ。後は任せておけ』まで言えればいいかもしれません。

信頼関係の築き方まとめ

ここまであえて触れていませんでしたが、実は、70代以上と20代以下でも価値観はまた異なりますので、簡単にふれておきます。

70代以上の場合は、食べ物が価値観において重要な要素を占めています。

この年代の人は、戦時中か戦後を経験したことがある人たちで、満足にご飯を食べることができなかった人たちです。

人間の3大欲求である、食べ物を制限された過去があるため、食べ物を大切にします。

玄米は食べたくない

という高齢者の方もおおいですが、これは、せっかくの飽食の時代に昔の食べ物を思い出したくないという気持ちもあるのだと思います。

 

20代以下の場合は、30代よりも社会に対する精神的な承認欲求がさらに強く、多様性も大きいです。

産まれた時から物に囲まれ、子供のときからスマホでコミュニケーションをとっていた人達です。

また、叱られること自体にあまり慣れていません。

 

このように育ってきた時代時代で、価値観の差があります。

このことを理解し、接することでよりよい人間関係を築くことができます。

 

※70代以上、50代以上、30代以下、20代以下と大くくりで説明していますが、もちろん個人差の部分も非常に大きいです。

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