なぜ勉強し続ける必要があるのか?人生100年時代の大人の自己投資、読書の重要性

みなさんは社会人になっても勉強を続けていますか?

半分くらいの人はきっと勉強をしているとは言いにくい状態ではないでしょうか?

勉強をしていると言える人でもきちんと目的を持って勉強ができているでしょうか?

 

多くの人は、仕事のため、自分のため、家族のためだったりと理由は様々ですが、勉強することの必要性はわかっているかと思います。

だけど具体的に何をすればいいのか分からない、、、

そんな悩みを抱えていたりするのではないでしょうか?

これからの時代、勉強をせずに現状維持をしているだけだと取り残されてしまいます

 

勉強するにしても、ただやみくもに勉強するよりも、なぜ勉強するのかといった目的意識をもって行うほうが、はるかに効率的にモチベーションを保てながら勉強をすることができます

ただでさえ、忙しく、時間に追われ自由な時間を確保することが困難な時代です。

少しでも効率的に必要なものを学ぶ必要があります。

この記事の内容

・先が読めない時代に必要な能力
・変化に対応する力の重要性
・具体的な勉強法

 

先が読めない時代に必要な能力

現代社会は、第4次産業革命中であると言われており、インターネットの普及を始めに、Iotやビッグデータ、それらを有効に利用するAI・データサイエンス等の技術の発展により、社会が目まぐるしく移り変わっています。

これまでは安泰だと言われていた企業が経ちいかなくなりつつあり、先般の経団連やトヨタの発言にもあるように、終身雇用の維持も困難になりつつあります。

このような時代ではいつ自分に変化が、それも急におとずれるかわからない状況です。

そのような時代にあって、変化が急にやってきた場合でも、事前に対応可能な能力を身に着けておくことはとても重要ですし、そのレベルに達していなくても、これから新たなことに取り組める基礎を備えておくことも重要です。

ここでいう変化とは、社会により止む無く受け入れざるをえないマイナス面の変化や自分から進んで受け入れるプラス面の変化の両方を指します。

具体的には以下のようなものです。

・会社の倒産
・リストラ
・独立(企業)
・急なビジネスチャンス
・結婚(離婚)
・大切な人の死
・etc、、、

このような変化に急にさらされた際にどのように対応できるかが重要です。

変化に対応する力の重要性

先を読みそれに対応するための力を身に着けることができればもちろんそれが最も良い手段ですが、誰にも未来のことはわかりません。

そのため普通の人がとれる現実的な手段としては次の2つのパターンになります。

①いろいろなパターンを想定し、対応する力を身に着けておく。
②変化の後に臨機応変に対応するための基礎的能力を身に着ける。

①いろいろなパターンを想定し、対応する力を身に着けておく。

①について例えば、ロイヤルダッチシェルという会社が、事前にいくつかの想定される危機について検討しており、実際にオイルショックを回避したという話は有名です。

また他にも、事前に能力を身に着けておくことは突然来たチャンスをものにすることもできます。

例えば、出世に大きくかかわるような海外勤務の話があった場合、英語が堪能であれば真っ先に手を上げることができます。

英語を話せる、話せないだけでもチャンスを手にすることができるかどうかが変わってくるのではないでしょうか?

実際に私も経験があるのですが、会社の語学研修の一環として海外勤務の話があがったのですが、私は英語が苦手であったため手を上げることができなかったのですが、英語が得意な同期がそれに参加することになりました。

このように①のように事前に対応できる力を身に着けておくことは重要なのはわかりますが、現実的にすべての出来事に対応することは不可能です。

そこで必要になるのが②の変化の後に対応する力です。

②変化の後に臨機応変に対応するための基礎的能力を身に着ける

具体的には、すでに何かが起こってしまった場合にどう対応するか、どう対応できるかということになります。

この場合に重要になるのが、無形資産を持っているかどうかです。

無形資産とは、具体的には、スキル、知識、健康、友人関係、人的ネットワーク等の数値では測れないような資産のことをいいます。

 

スキル・知識の面について

例えば、勉強することができるということ、これ自体をスキルとするなら、勉強の習慣があることそれ自体が意味を持つことになります。

岩崎久美子氏の研究によると、正規雇用者よりも、非正規雇用者や無職者の方が何を勉強すればよいかすら分からない人が多いという発表があります。

つまり、普段から少しでも学ぶ習慣がある人であれば、何か変化を求められた場合に対応することが可能であるということです。

逆に言えば、普段から全く勉強をしていなかったような人は、急な変化への対応が求められたとしても、何をすればよいか全くわからずに、ただあたふたすることしかできないということです。

 

友人関係、人的ネットワークの重要性について

例えば、急な会社の倒産・リストラまたは病気になり、働くことができなくなった場合に、あなたを助けてくれる人の存在というものはとても大きなものではないでしょうか?

あなたが職をなくし、困っているときでも多くの人間関係を持っていればいる程、次の仕事を探す手助けにもなってくれます。

もちろん起業するにしてもこのようなネットワークを多く持つほうがはるかに成功しやすいことは分かりきっています。

ただし、このような無形資産は、手間をかけなければ減少していくことに注意が必要です。

そりゃ数年間も連絡を取っていなかったような人が、急に困ったからと言って助けてくれなんて虫のいい話ですよね。

ここまでは、事前に対応可能な能力を身に着けておくこと、それが不可能な場合でも、事後に対応可能な基礎力を身に着けておくことの重要性を述べました。

次に、ではいったい具体的にどういうことをすればいいかを説明したいと思います。

具体的な勉強法

では具体的にどのような勉強をすればいいのか。

私がお勧めする方法は次の3つです。

①本をたくさん読み幅広い知識を身に着けること
②仕事に一生懸命取り組み自分の技術にすること
③これらを目的意識をもって行い、身に着けた情報・技術等を実際にアウトプットすること

本をたくさんよみ幅広い知識を身に着けること

これは多くの研究論文や書籍でも指摘されていますが、本が与えてくれることとして

  • 本を多く読む人ほど成績が良い
  • 年収が高い人ほど本を多く持っており、読書の習慣がある

 

本を多く読む人ほど成績が良い

これらの要因としては、まず単純に本を読むことにより、読解力が身につくことがあげられます。

学校のテストも日本語でかかれていますし、社会に出た後の文書ももちろん日本語で書かれています。

私たちは普段から多くの文書を読むことになります。ホワイトカラーの業種の人であればなおさらです。

 

注意として、実は読書時間が長すぎる人は逆に成績が下がるという統計結果もでています。

この要因としては、単純に本を読むことが好きすぎて、勉強時間が確保できていなかったり、睡眠時間を十分にとれていないことが指摘されています。

そのため、本を長時間読む人でも、勉強時間も睡眠時間も確保しているという集団がもっとも成績が良いという結果がでています。

 

年収が高い人ほど本を多く持っており、読書の習慣がある

これについては、さまざまな要因が挙げられていますが、分かりやすいものを3つ紹介します。

1つ目は、単純に本を読むことで多くの知識が身についているということです。

社会において知識それ自体が役に立つことも少なくはありません。

2つ目は、様々な情報にアンテナを張っているからです。

大人になっても多くの本を読み続ける人の特徴としては、知識に貪欲であったり、好奇心が旺盛だったりということが挙げられます。

そのような人たちは常に周りにアンテナを張り巡らし、何か新しい情報、面白い情報があれば、それにすぐ飛びつくことができます。

3つ目は、単純に大人になっても本を読む人は、子供の頃から本を読む習慣があった人が多いということです。

読書時間が多い方が成績が良いというのはすでに説明したとおりです。

仕事に一生懸命取り組み自分の技術にすること

仕事に一生懸命取り組み自分の技術にすることの重要性は、他の記事でも説明しました。

ここではより分かりやすくするため、具体的例を挙げます。

 

例1:英語の勉強

例えば仕事で文書の英訳を急に頼まれたとしましょう。

これは本来のあなたの業務とは全く関係のない場合に

英語苦手でよくわかんないし、やりたくねーな。ちゃんと英語関連の部署が社内にあるのに

という受け身の姿勢で取り組むよりも、

苦手な英語を勉強する機会ができた

と積極的にとらえてみましょう

さらに、ただ言われた範囲だけを取り組むのではなく、プラスαの勉強までしてしまいましょう。

誰もあなたがプラスαで、自分の英語のスキルアップのために仕事中に余計な勉強をしているなんて気が付きませんし、プラスαの部分について、上司に評価してもらえることがあるかもしれません。

 

例2:プログラミングの勉強

例えば仕事でエクセルのちょっと複雑なVBAの作成を頼まれたとしましょう。

ちなみにVBAとは次の通りです。

VBAとは、Microsoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能で、利用者が簡易なプログラムを記述して実行することで複雑な処理の自動化などを行なうことができるもの。また、そのために用意されたプログラミング言語。

IT用語辞典 e-Words

これももちろんVBAを学ぶ機会ができたと積極的に取り組みましょう。

ごく普通の会社員であれば、VBAを作ることはめったにないと思います。

さらに、VBAが使いこなせるようになってきたら、プログラミングにも手を出してみたらどうでしょうか?

もちろんVBAとプログラミングは違うものですが、基本的な部分の概念は似ています。

こっそり仕事中にVBA以外のプログラミングの勉強をしていても、詳しい人以外はどっちも区別なんてつきません。

 

例3:Webの勉強

例えば、仕事で会社のWebサイトの管理を頼まれたとします。これももちろん積極的に。

今では、多くの会社のWebサイトはWordPressというフリーソフトを使って運用されていますので、WordPressの勉強になります。

ちなみにこのブログWordPressです。

そしてさらに、WebデザインやHTMLについても勉強してみてはどうでしょうか?

 

このように普段の仕事をうまく利用し、プラスαまで一生懸命に取り組むことで、仕事に時間中に自分のスキルを高めることができます。

取捨選択も大事

『分かり時に苦労は買ってでもせよ』という言葉があるように、私個人としては、とにかくがむしゃらにいろいろなことに挑戦し続けるべきだと思っています。

しかしながら、何かと忙しい現代において、自分のプライベートを削り、直接何の役に立つのか分からないようなことを学び続けることはとても大変だと思います。

そこでいったん立ち止まり、自分にとって本当に一番大切なことは何かということをじっくりかんがえることをお勧めします。

それは本当に必要なことなのか?いま一番必要なのはなにか?しなくてもいいことをやっていないか?

仕事でもプライベートでもこのようなことを考え行動してみてください。あなたの学びがもっとよくなるかもしれません。

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