エムピウのロール型ペンケース『ROTOLO Suede』を購入したのでそのレビューです。
私が購入したモデルは、ブルーのブッテーロレザーのものです。
形はどのモデルも同じなのですが、カラーによって革の種類がいろいろ違うみたいです。
シンプルでスマートなデザインですが、見た目以上に収容力があり、普通のペンであれば10本入れることができます。
これからのエイジングが非常に楽しみです。
エムピウロール型ペンケースの外観
私が購入したブルーの外観です。
ペンケース全体
青の発色が非常に美しい1枚革で作ってあるロール型のペンケースです。
ブッテーロの特徴なんですが、染色が非常に美しく、淡い輝きがあります。
ブッテーロやルガトショルダーといった、染色が美しいレザーは私の好きなレザーの1つです。
カラーが黒、白、赤、青の場合はブッテーロが使われており、茶の場合はマレンマ、コニャック、タバコ、グリージョの場合はミネルバリスシオと超有名なレザーが使われています。
どれも経年変化が楽しめるレザーです。
他にもプエブロというエイジングが早く進むレザーもモデルもあります。
プエブロはあえて銀面を削ることで、独特の表面になり、エイジングもより早く楽しむことができます。
私の完全な好みの問題なのですが、銀面を削ったレザーと言うのがあまり好きではありません。せっかくの美しい銀面を耐久力を落としてまで削る理由がいまいち理解できません。銀面を削ることで、汚れや水に弱くなってしまいます。
個人的に銀面がなくても許せるレザーは、コードバンとブライドルレザーだけかなぁと思っています。
留め具部分
ロールを留める部分は、穴の開いた革をギボシに差し込むタイプです。
真鍮製の丈夫なギボシで、真鍮の経年変化も楽しめそうです。
留める部分はゴムで長さを調整するタイプなのですが、ゴムが長く使う間に伸びてしまわないか少し心配ですね。
ちょっと使った感じでは、結構丈夫なゴムが使われているようですのであまり問題はなさそうな気がします。
唯一心配なのは、ギボシをとおすための革の穴の部分です。
長時間使うにつれて、この穴が広がってゆるゆるになったり、最終的に裂けてしまわないか心配です。
一応革の厚みが2mmくらいありますので、そんなに気にする必要はないのかもしれません。
私はレザークラフトを趣味でしていますので、その時は自分で修理したいと思います。
内側
内側はブッテーロの裏側がそのままです。
マチ部分には、スウェードのピッグレザーが使われており、本体と立体的に縫い合わされていることで、巻きやすい形になっています。
使用3ヵ月後のエイジング
3ヶ月使ったくらいでは、あまり大きな変化はないですね。
少し色味が深くなったくらいでしょうか?
まだまだエイジングはこれからですね。
エムピウのレザーペンケースのまとめ
個人的にかなり満足のいく買い物でした。
容量もかなり入るし(その分ちょっと大きすぎる?)、エイジングもかなり楽しめそうです。
デザインもシンプルかつスマートでめっちゃカッコいいと思います。
ペンケースを探している人はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
それに、作りが非常にシンプルですので、自分でも作れそうな気がします。
マチ部分を立体的に縫い付けるのがちょっと難しそうですが、その内挑戦してみたいと思います。
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