【育てるブーツ】レッドウィング・クローンダイクの特徴と手入れの方法

レザー
9874

レッドウィングのレザーの種類には、クローンダイクという他とはちょっと違う変わったモデルがあります。

これはいわゆる『茶芯』と呼ばれるモデルです。

表面の黒の塗料が色落ちすることで、中の茶色が顔を出し、その色落ちを楽しむ、エイジングを楽しむためのモデルです。

ジーンズの色落ちに近いです。

履きこむことによりブーツの表情が劇的に変わるので、自分だけのブーツとして育てる楽しみがあります。

(つまりは好きな人は好きだが、そうでない人は全く興味がない)

 

クローンダイクはこの色落ちを再現するために、普通のレッドウィングのレザーとは違う特徴があります。

他のレザーとはどう違うのかについて解説します。

>>クローンダイク9874はこちら
>>クローンダイク9870はこちら

この記事は次のような人におすすめ

・人とは違うブーツが欲しい人
・ブーツを育てたい人
・クローンダイクに興味がある人

 

この記事の内容

・クローンダイクと他のレザーの違い
・クローンダイクの手入れの方法

 

(ちなみに画像のモデルは9874というモデルで、モックトゥのモデルです。
他にも9870というラウンドトゥのモデルやエンジニアブーツもあります。)

レッドウィングクローンダイクの3つの特徴

クローンダイクには独特の色落ちを再現するために、他のレザーとは違う次の特徴があります。

クローンダイクが他のレザーと違う3つの特徴

①色落ちして中の茶色が見える
②油分が少ない・染み込みにくい
③革が硬い

①色落ちして中の茶色が見える

色落ちがクローンダイクの最大の特徴です。

色落ちを楽しむためのモデルですので、当然の特徴ですね。

 

クローンダイクは、最初に茶色で芯までしっかりと染められます。

その後、表面だけを黒の細かい顔料を表面だけに薄っすらと塗ります。

この黒の顔料が使用とともに剥がれることで、中の茶色が見えるようになります。

このように中は茶色です。

ですが、この色落ちを再現するために、次の特徴がでてきます。

②油分が少ない・染み込みにくい

革に油分がたっぷりあると、表面に顔料がうまくのりません。

顔料をうまくのせるために、クローンダイクは油分の量を限界まで減らしています。

そのため、神経質になる必要はありませんが、もともとの油分が少ないという特徴があります。

他のレザーに比べ乾きやすいということを覚えておく必要があります。

 

また、クローンダイクは表面を顔料で塗っています。

顔料染の特徴について>>『お勧めの革製品。金額の違いはどうして?どんなレザーを買えばいいの?安い革と高い革の違い。財布や革ジャン

簡単に言うと顔料染とは、表面に色をペンキのようにべったりと塗る方法です。

そのため、一般的に顔料染は、表面がビニールで覆われたようになり、次のような特徴があります。

顔料染のメリット

・表面が均一できれいになる
・水や汚れに強い

 

顔料染のデメリット

・水や汚れに強い分、オイルも浸透しない
・革の表情が全く分からない
・表面のペンキはどんどん剥がれて劣化する
・革が呼吸できない(水分を外に逃がせない)

 

ですが、レッドウィングのクローンダイクでは、特別に作られた細かい粒子状の染料で顔料染めをしているため、このデメリットのほとんどが当てはまりません

しいてあげると、オイルが浸透しにくいことです。

そのため、手入れにもちょっと工夫が必要です。

③革が硬い

②でも書いたようにクローンダイクは油分が少ないため、革が硬いです。

レッドウィングは履き始めはただでさえ硬いです。

クローンダイクはさらに硬さを感じさせます

いきなり長距離を歩くと靴擦れに悩まされることになります。

 

普通のレッドウィングであれば、最初にオイルを馴染ませることによって、革を少し柔らかくするという方法があります。

ですが、上にも書いたようにクローンダイクは油分が入りにくいのでこの方法が使えません。

ですので、最初は短い距離で試し、足を靴を馴染ませることをお勧めします。

 

このように、ただ履くだけでも注意が必要な靴で、靴としてどうなの?と思わせる靴です。

ですが、長年履いて、色落ちをし、自分の足にピッタリ馴染む相棒になるのが最高の魅力です。

長く大事にはくことで愛着が湧くモデルです。

値段が高い

このような特徴を再現するために、クローンダイクは他のモデルよりも1万円弱価格が高いです。

普通のレッドウィングが、約38000円であるのに対して、クローンダイクは約47000円します。

色落ちするだけで1万円も値段があがるの!?

そうなんです。

色落ちするだけで値段が1万円もあがるんです。

色落ちを楽しむためだけに、ただでさえ高いレッドウィングにさらに1万円も出すかどうかを考える必要があります。

厳密に言うと違いは色落ちだけでない

かなり細かいですが、クローンダイクのモデル9874と9870には、普通のモデルと次の違いがあります。

クローンダイクの細かい違い

①犬タグ
②RED WINGのロゴ
③四角い裁縫がある

①犬タグ

9874クローンダイク
普通のレッドウィング

クローンダイクには1950年代に作られていた当時のタグ、通称「犬タグ」と呼ばれるタグが付いています。

まぁ、だから何だって感じですね。

 

②RED WINGのロゴがある

9874クローンダイク
普通のレッドウィング

普通のレッドウィングのモデルには、羽のマークのロゴがサイドにありますが、クローンダイクはRED WINGというロゴがあります。

1980年代のレッドウィングを再現したロゴです。

まぁ、だから何だって感じですね。

 

③四角い縫製がある

9874クローンダイク
普通のレッドウィング

まだ、縫製の技術が高くなかった1980年代のレッドウィングには、強度を高めるために四角い縫製がありました。

クローンダイクはこの四角い縫製を再現しています。

まぁ、だから何だって感じですね。

レッドウィングクローンダイクの手入れ

ちょっと特殊なクローンダイクですが、手入れについては他のレザーとほとんど同じです。

毎回ブラッシングするとともに、手入れの時には次の手順で行います。

①ブラッシング
②リムーバーで汚れ落とし
③オイル入れ
④ブラッシング

よくネットでは小汚いレッドウィングの画像が見られますが、それは②の汚れ落としをしっかりしていないからです。

汚れが残ったままオイルを入れると、オイルとともに汚れまで革の中に残ってしまいます

汚れが中に残ると、革にダメージを与えるだけでなく、なによりも汚いです

これをアジだと言っている人もいますが、私からしたらただ汚いだけです。

手入れの際は必ず汚れを丁寧に落としましょう。

 

で、③のオイル入れの際ですが、クローンダイクは他のレザーよりオイルが浸透しにくいです。

なかなか入っていきません。

ですので、マスタングペーストやニートフットオイルなどの浸透しやすいオイルを使うことをお勧めします。

私は、ソンバーユを使っています。

クローンダイクをどうエイジングさせるか

ただ、ガンガン履くだけで大丈夫です。

履いているうちに、小さなスレが積み重なり、自分だけの色落ちしたブーツが完成します。

他のレッドウィングのモデルでも、長く履くことで、自分だけのブーツになります。

このクローンダイクは最もそれがしやすい・分かりやすいモデルです。

レッドウィングクローンダイクのまとめ

このレザーは色落ちを楽しむためのレザーです。

私のはまだまだ、まっくろなままですが、ガンガン履いて色落ちを楽しんでみてください。

使うにつれ、黒が色落ちし、茶色の部分がちらほらと出始めることで、自分だけのブーツに成長します。

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