途中で作り方を少しミスってしまいましたが、A4サイズ2枚でミニトートバックを練習がてら作ってみました。
使用したレザーは1mm厚のヌメ革2枚でしたが、最後に裏表をひっくり返して作りますので、これ以上厚いレザーだと難しいかもしれません。
(最大で4枚が重なる箇所があるし、裏返す作業があるので難しくなってしまうと思います。)
A4サイズ2枚でミニトートバッグの作り方
大きな流れとしては次の5つの作業です。
細かい作業も含めるともっとたくさんありますが、とりあえず作るだけならこれだけです。
①持ち手部分を作る
まず最初に持ち手部分を作ります。
持ち手は短い辺の端から2cm幅で作りました。
A4サイズで作る場合は、2cm幅がちょうどいい気がします。
①-1 持ち手部分を切り出す
短い辺から2cm幅で切り出します。
2枚あるのでもう1枚も同じ作業をします。
①-2 持ち手を2つ折りにする
別に切りっぱなしでもいいと思うのですが、こうした方が何となく見た目と強度が上がりそうな気がしましたのでこの形に。
ボンドで貼り合わせたあと、糸で縫い付け。
縫い付ける長さは適当です。
2本あるので2つともしてしまえば取っ手は完成。
①-3 取っ手の完成
②バッグの口を作る
次にバッグの口部分を作ります。
今回使用した革が1mm厚のやや薄目な革でしたので、バッグの口を補強するために革を2重にすることにしました。
2mm厚のレザーを使用する場合は、この作業はしなくてもいいかもしれません。
②-1 口を2重にするための革を切り出す。
バッグの口部分を強化するために長い辺から2cm幅の革を切り出しました。
レザーは2枚あるので、もう1枚でも同じ作業をします。
②-2 取っ手をくっつける
①で作った取っ手を本体の口部分にくっつけます。
この時に注意が必要なのは、取っ手と本体は表面同士をくっつけることです。
②-3 口部分の補強
②-1で切り出した2cm幅のレザーを上部に合わせて貼り付けます。
(画像では分かりやすくするために少しずらしていますが、上端がピッタリ合うように貼り付けます。)
上端だけ糸で縫い付ければ完成です。
もう1枚あるので同じ作業をします。
③本体部分を作る
次は本体部分を作ります。
最初の作業は本体同士をくっつける作業です。
③-1 本体同士をくっつける
本体同士をくっつけます。
(私は手順をミスってしまったので取っ手がないですが、本当は取っ手があります)
取っ手がない3辺にボンドをくっつけて貼り付けるのですが、このとき注意が必要なのは本体は表面同士を貼り付けます。
③-2 底辺の角を切り取る
3cm×3cmの幅で角を切り落とします。
(ここも取っ手がないですが、本当はあります)
③-3 3辺を縫う
写真を撮っていないですが、ボンドで貼り付けた3辺を糸で縫います。
④底をくっつける
ここがこのミニトートバッグ作成で一番難しい作業でした。
まだ革を張り合わせただけの平面な形を立体的にする作業です。
この写真じゃちょっと分かりにくいかもしれませんが、 右下の角の部分を内側から膨らませて同じ革の辺同士をくっつけます。
縫う場所も小さいし、立体的に縫い合わせる必要があるので、一番難しい作業でした。
反対側も同じ作業をすればすべての作業が終了です。
⑤裏返して完成!!
最後に裏表をひっくり返して完成です!!
A4サイズ2枚でミニトートバッグ作りの感想
作業自体は多くなく割と簡単に作ることができました。
難しかったポイントとしては、
・底を立体的に縫い付ける作業
・裏表をひっくり返す作業
の2つでした。
裏表をひっくり返す作業は、1mm厚のヌメ革がめっちゃ硬く、なかなかひっくり返りませんでした。
これでもかと力を入れながらひっくり返す必要があり、若干のシワが寄ってしまいました。次に作るときの反省点ですね。
オイルレザーやクロム鞣しのレザーだったり、もっと大きなサイズであれば、ひっくり返すのはもっと簡単にできるかと思います。
今回の完成を生かしてクロスステッチでも作ってみたので、ぜひ見てみてください。
最終的に作ったミニトートは完成するなり子供に見つかり、子供のブックバックになりました。
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