このブログでは、はぎれで作るものを紹介してきましたが、今回は普通の二つ折り財布(小銭入れなし)を作ってみました。
作った財布の特徴は次です。
・二つ折り財布
・札入れ1つ
・カード入れ6つ(隠しポケット2つ有)
・小銭入れなし
実際に使ってみてカードは8枚以上入りますし、かなり実用性があります。
小銭入れは別に持っている人であればぜひ作ってみていいと思います。
二つ折り財布(小銭入れなし) の材料
A4サイズの革 2枚
二つ折り財布(小銭入れなし)の作り方
作り方の手順は次の3つです。
①カードポケットを作る
まずはカードポケット部分を作ります。
①-1 カードポケットの材料
・カードポケット本体 8.5cm×10cm 2枚
・カードポケット 5cm×10cm 6枚
※カードポケットのうち2枚は革の厚みを考慮し、少し大きめに作ると良い
5.2cm×10.2cmくらい
①-2 カードポケット1枚目を貼り付ける
貼り付ける前にカードの入り口部分のコバを磨いておかないと、後から磨くことができないので注意!!
貼り付けたら、下の部分のみ縫い付けします。
①-3 カードポケット2枚目を貼り付ける
貼り付けたら下のみ縫い付け
①-4 カードポケット2枚目を貼り付ける
3枚目を貼り付けます。
今の段階では左辺だけを縫います。
①-5 カードポケット完成!!
左辺だけ縫えば、カードポケットの完成です。
今回作る財布は、このカードポケットを2つ作ります。
2つ作ればカードポケットの完成!!
注意は、もう1つのパーツは右辺のみを縫い付けます。
②内側の革を切り出す
最初に内側に使う革を切り出します。
②-1 内側の革を切り出す
サイズは22cm×8.5cmです。
②-2 内側の革とカードポケットを貼り付ける
内側の革とカードポケットの上端は5mmくらいずらして貼り付けます。
ちょっと分かりにくいので別撮りの画像は次です。
このように内側の革とカードポケットは5mmずらして貼り付けます。
この段階ではまだ糸での縫い付けは行わずに、接着剤で貼り付け、穴を開けるまでで止めておきます。
今回は、内側の革とカードポケットをこの段階で貼り付けましたが、最後に貼り付けた方が作業は楽かもしれません。
外側の革と内側の革を先に貼り付けして、最後にカードポケットを貼り付ける順番でもいいと思います。
③外側の革を切り出して、②と合わせる(完成!!)
最初に外側用の革を切り出します。
③-1 外側の革を切り出す
外側用の革のサイズは23cm×9.5cmです。
それと写真を撮り忘れてしまったのですが、今回使用した革は1mm厚でしたので、財布の札入れ部分に2cm幅の当て皮をして補強しています。
③-2 外側パーツと内側パーツを貼り合わせる
内側パーツとの縫い付けですが、一番厚い部分で5mmくらいになってしまうので、外側パーツと内側パーツは別々に事前に穴を開けておきます。
あとは縫い合わせて完成です!!
二つ折り財布(小銭入れなし) の完成!!
二つ折り財布(小銭入れなし) の感想
かなり実用性のある二つ折り財布ができました。
レザーもヌメ革を使っているので、エイジングが期待できると思います。
細かい部分をきちんと仕上げれば、
これは売れるんじゃないか!?
と思えるくらい満足しています。
ただ、反省点も2つあります。
①外側の革の厚みが薄い
作っている段階で思ってはいましたが、今回は1mm厚のレザーを使いましたので、外側の革が少し頼りないです。
一応、2cm幅の裏張りをしてはいるので上側の強度はありますが、下側には何もしていないので少し不安です。
外側の革は2mm厚を使った方がよさそうです。
②カードポケットのクオリティ
カードポケットの継ぎ目に小さなスキマが見えてしまっています。
有名店の財布でもこのようなスキマがある商品もありますが、個人的には気になります。
次は、継ぎ目がないようにカードポケット部分を重ねる形で作ってみたいと思います。
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