ホーキンスとレッドウィングの3つの違い・比較【ホーキンスは経年変化できる】

レザー

ABCマートで売られているホーキンスのワークブーツ

レッドウィングのパクリだ
・安かろう悪かろう

なんて言われていますが、はたして本当にそんなに悪いものでしょうか?

 

ネットだとホーキンスはダサいなんて言われているけど、、、

なんて意見もありますが、はっきりいってぱっと見ではレッドウィングとの違いは分かりません。

実際にホーキンスもレッドウィングも複数所有している私が、ホーキンスとレッドウィングの違いについて説明します。

この記事は次の人におすすめ

・ホーキンスのブーツが気になる人
・レッドウィングとの違いが気になる人

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丸5年履いたレビューもしているのでこちらもぜひ読んでみてください。
>>ホーキンス丸5年履いたのでレビュー

ホーキンスのブーツは買いか

正直、買いだと思います。

『ワークブーツが欲しいけど、レッドウィングを買うようなお金がない』

という人には、真っ先におすすめできます

レッドウィングであれば4万円ほどしますが、ホーキンスであればほぼ同じ見た目で1万円前後で買うことができます。

ですが、価格が安い分当然レッドウィングとの違いがあります。

レッドウィングとの3つの違い

ホーキンスとレッドウィングのワークブーツを比べた場合、主に次の3つが大きく異なります。

主にデメリットになります。

ホーキンスとレッドウィングの違い

①ホーキンスの方が革質がやや悪い
②ホーキンスはインソールがゴム製
③ホーキンスは中もの(詰め物)パルプ


順に説明していきます。

①ホーキンスの方が革質がやや悪い

正直、目くじらを立てるほどではありませんが、ホーキンスの方がやや革質が悪いです。

あくまでややです。

10年前のホーキンスのモデルであれば、一目でクロム鞣しの特徴が分かる革でしたが、最近のオイルレザーのモデルについては、質は価格の割にかなりいいと思います。

(クロム鞣しについては別記事『レザーの鞣し方による違い。タンニン鞣しとクロム鞣し』を参考にしてください。)

②ホーキンスはインソールがゴム製

ここはケチらないで、革インソールを使ってほしいところです。

インソールがゴム製のデメリットは2つあります。

①中がむれる
②足に馴染まない

革製のインソールであれば、革が湿気を吸い取ってくれます

ですが、ゴム製は当然湿気をすいませんので、足が蒸れやすくなってしまいます。

 

また、革製のインソールは、足の形に合わせて形が変形します。

これが、履きこむことによって、自分の足型にぴったりと合うようになり、何とも言えない履き心地が得られるようになります。

ですが、ゴム製では当然この足に馴染むということがありません。

 

正直私は、価格が5000円くらい上がったとしても、革インソールのモデルがあればそっちの方がいいです。

③ホーキンスは中もの(詰め物)がパルプ

これは、一見して外からは分かりません。

分解しないと分からない部分ですが、インソールとアウトソールの中に詰め物が入れられています。

つまり、実は私はブーツを分解したことがあります。

レッドウィング・ホーキンスともに、グッドイヤー製法と呼ばれる作り方で作られており、この製法では中にコルクを詰めることが一般です。

グッドイヤー製法については、次を参考にしてください。

本格靴の標準仕様、グッドイヤーウェルト製法の革靴特集

出展:OTOKOMAE https://otokomaeken.com/masterpiece/40614

つまり簡単に言うと、ソールが交換可能な製法で、高価格帯(3万円以上~)の靴のほとんどがこの製法で作られている。という理解で大丈夫です。

 

で、コルクの話に戻るのですが、レッドウィングにはコルクが中に詰められているので、次の2つのメリットがあります。

①中の湿気を吸収する
②足の形にコルクがへこみ足に馴染む

 

つまり、中がコルクでなく、パルプ(圧縮した紙材)が詰められているホーキンスだと、次のようになってしまいます。

①中の湿気を吸収しにくい
②足の形にパルプがへこまず足に馴染みにくい

 

インソールが革製でないことと相まって、より蒸れやすくなっていて、より足に馴染みにくくなっています。

正直夏に履くのはかなりきついです。

『ブーツを夏に履くのは、そりゃ当然きついだろ』と思うかもしれませんが、実はレッドウィングであれば夏でもそこまできつくありません。

結局、安いなりの理由はある

ここまでに書いたように、1万円には1万円なりの理由はあります。

デメリットをまとめると、次のようになります。

①足が蒸れやすい
②足に馴染みにくい

実はアウトソールも違う

そして実はアウトソール(靴底)も違います。

ホーキンスの方が軽く柔らかいです。

これについては、ただちにメリット・デメリットという訳ではありませんが、ホーキンスの方が耐久性は低くなるかと思います。

ホーキンスのメリット

当然メリットもあります。

最大のメリットは、クオリティに比べ圧倒的に安い価格です。

パッと見はレッドウィングと見分けはつきませんし、決して質も悪くはありません

作りも3万円以上の靴が採用しているグッドイヤー製法ですし、これを1万円前後で作っていることはおどろきです。

(まぁ、1万円で買った靴のソール交換に1万円も出しはしないと思いますが、、、)

経年変化もそれなりに楽しめる靴です。

ホーキンスの経年変化

このホーキンスは約3年間履いたブーツです。

同じアングルで軽くみがいた状態。

そこそこいい感じにエイジングしているんじゃないでしょうか?

 

経年変化するかを早く検証するために、秋~春はほぼ毎日履いていましたので、600日は履いたと思います。

まだまだ履けそうですので、10年は余裕で持つと思います。

セールの時に7000円で買ったブーツですので、ヘビーローテーションで10年履ければ十分なコスパです。

 

他にもホーキンスは2足持っていたのですが、検証のためにバラバラにしたので残っていません。

ホーキンスとレッドウィングの比較まとめ

ホーキンスのブーツは『ワークブーツが欲しいけど、何万も出せない』という人にとっては買いだと思います。

ですが、長く大事に使って、自分の足に合った本格的なワークブーツを手に入れたいという人には、レッドウィング以上のブーツの方をお勧めします。

 

有名本格ワークブーツはレッドウィング以外にも、チペワ、WESCO、ホワイツなどがあります。

安藤製靴やスローウェアライオンなど日本製もあります。

>>スローウェアライオンについての記事はこちら

個人的にお勧めなのは安藤製靴です。

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