大好きだったFF7のリメイクがとうとう発売されました。
大好きだったFF7が華麗なCGで声付きで再び見ることができるなんて感動ものです!!
特に原作時は大して印象をもてなかったエアリスがすごく魅力的になっていて、これは多くの人が同じ感想を持ったのではないでしょうか?
個人的にはそれなりに満足のいくリメイクでしたが、ちょっと微妙な部分もありました。
いや、むしろ原作の思い出補正があったから面白く感じただけなのかもしれません。
この記事では、思い出補正を抜きにして、できるだけ客観的にFF7Rが良作だったのかについてレビューします。
最初に結論を言ってしまうと、正直、ちょっと微妙だなぁという感想です。
原作未プレイの人はモヤモヤしてしまうポイントが多くあったかと思います。
FF7Rの微妙な点① ストーリーが完結しない
みなさんがFFシリーズを好きな理由ってなんでしょうか?
華麗な映像
バトルシステム
美しい音楽
かっこいい召喚獣
などいろいろあるかと思いますが、私は、圧倒的に『感動できるストーリー』が好きなんです。
これは多くの人が賛同してくれるのではないでしょうか?
私は、FFシリーズの感動するストーリーが大好きなんですが、このFF7Rはこれ1本で完結しないんです。
ストーリーが完結しない
この作品1本ではストーリーは完結しません。
FF7Rは分作品となっていて、2部作になるのか3部作になるのか公表されていませんが、ストーリーを最後まで楽しむにはあと数年待つ必要があります。
もちろん前情報で分作になることは知っていましたし、ミッドガル(最初の町の名前)をでるところで終わるということまで知っていました。
ですが、私はFFのストーリーが大好きなんです。
プレイし終わってからの感想は、
完結しないなんてやっぱりモヤモヤする~~~
という気持ちばっかりです。
FF7は最初から最後までストーリーを満喫できるから楽しいんです。
予め知っていた私でも強いモヤモヤ感がありました。
全く知らなかったライトユーザーはどうでしょうか?
パッケージを見てもこれが分作なんて全く分かりません。
分作であることを知らずに購入してしまったプレイヤーは中途半端な終わり方に驚いたのではないでしょうか?
私は、この分作仕様はライトユーザーを置いてけぼりにするポイントだったと思います。
分作が及ぼすストーリーの間延び
上にも書きましたが、この作品はミッドガルという最初の町(最初の町!!)を脱出するところで終わってしまいます。
原作ではストーリーのだいたい3分の1くらいのところです。
しかし、だからといってゲームのボリュームは3分の1にするわけにはいきませんよね。
つまりこの作品は、原作の3分の1のストーリーを3倍に引き伸ばしているのです。
もちろん全てが無駄にダラダラと延ばされているわけではありません。
原作にはなかったジェシーのオリジナルストーリーが追加されていたりと非常に良い追加部分もありましたが、どうしても間延びと言わざるをえない部分も多くありました。
例えば、ダンジョン。
無駄に長くつまらないギミックが多かったりと、プレイ時間の多くを移動に費やさなければいけません。
正直、ストーリーを楽しみたい私としては、
この長いダンジョンはいつ終わるんだよ、、、
はやくストーリーを楽しみたいんだけど、、、
という気持ちが強くイライラ感がでてきますし、あまりにも長ったらしい道を歩いていると寝落ちしてしまうこともしばしばありました。
ストーリーの追加
上にも書いたように、ストーリーがいろいろと足されています。
基本的には悪いくはないと思っているのですが、1つだけ原作と大きく違う追加ストーリーがあります。
FF7Rでは、フィーラーと呼ばれるハリーポッターのディメンターそっくりな新キャラが出るのですが、これは原作には出てこないオリジナルにもかかわらず、ストーリーに大きく影響を及ぼす存在になっています。
ストーリーの分かれ目(運命の分かれ目)となるポイントで急に現れては、クラウドたちの邪魔をしたり助けたりする不思議な存在なのです。
原作ファンとしては、このような勝手なストーリーの改変は受け入れがたいところもあるのですが、それ以上に気になるのは、原作未プレイ者を置いてけぼりにしているところです。
このフィーラーは追加ストーリーなのでどんな存在なのかまだ詳しくは明かされていませんが、運命が変わろうとするときに現れて、それを邪魔し、運命を正しい方向へ修正するという存在であるということが明かされています。
では、この運命とはいったい何のことだと思いますか?
ネットの考察などを見てもそうですし、私のプレイした感想も同じなのですが、この運命とは『原作』のことを指していると思われます。
原作のストーリーから外れそうになる時にフィーラーが現れ、原作のストーリーに引き戻そうとします。
つまり、フィーラーとは原作未プレイの人はなんのこっちゃ全然分からない存在になってしまっています。
もちろんこれらは、ネットや私の考察なので、本当にそうなのかは分かりませんが、原作未プレイ者を置いてけぼりにする2つ目のポイントです。
FF7Rの微妙な点② 単調でつまらないバトル
個人的に大嫌いでFFのイメージを大きく悪くしたFF13とそっくりなバトルシステムです。
敵に攻撃をすることでバーストゲージが溜まっていき、MAXまでためることで大ダメージを与えることができるのですが、逆に言えば、バーストゲージをMAXまでためなければ大ダメージを与えることができません。
ただのザコ敵相手にもいちいちこんなことをしなければいけないのですからクソめんどくさいです。
ただでさえ長ったらしく無駄なギミックが多く一本道のつまらない長ったらしいダンジョンなのに、ザコ戦すらも長い戦いに付き合わされてしまいます。
正直、テンポ悪く、ダレてしまうポイントでした。
FF7Rの微妙な点③ ボリュームが薄い
スクウェア・エニックスは十分なボリュームだと言っていますし、ネットでも十分なボリュームという声を聞きましたが、個人的には少ないと感じました。
クリアするだけなら30時間くらい、それなりのやりこみでも50時間くらいでしょうか。
これまでのFFシリーズは少なくとも100時間以上はプレイしてきた私としては、少ないと言わざるを得ません。(ⅨやⅩは1000時間を超えました。)
原作であるⅦもゴールドソーサーのやりこみ要素を楽しんだり、強敵を倒したりと200時間はプレイしました。
FF7Rのレビューまとめ
いろいろ悪い点を書いてきましたが、原作プレイ者としては感動するレベルで楽しめました。
特に原作では伝わらなかったエアリスの魅力が、大きくでています。
原作が好きな人には十分楽しめるかと思いますので、原作が好きだった人はプレイすることをおすすめします。
ただし、やっぱり思い出補正がとても大きいのは否めません。
冷静に客観的にみると、どうしても原作未プレイ者の方が素直に楽しめないポイントがいくつかあるんじゃないかなぁと思います。
もし私が原作未プレイであったら、クソゲーと言ってしまうレベルかもしれません。
原作未プレイの方は、未プレイの方のネットでの評判を調べてみたり、数年後に恐らくでるであろう完全版を待ってもいいかもしれません。
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